家相・風水の理想的な住宅とは?最低限おさえておきたいポイント3選

家の間取りを考える際、家相や風水を活用するという手段があります。家相や風水から間取りの吉凶を判断すれば、運気の向上に役立つかもしれません。

この記事では、家相や風水を住まいづくりにどのように活かすか、そして悪い間取りとされている場合の対策方法などをご紹介します。

家族にとって良い家づくりの参考になれば幸いです。

1.家相・風水の考え方

家相や風水は、一体どのようなものなのでしょうか。
まずは、家相や風水の考え方について見ていきましょう。

1-1.家相と風水の違い

家相や風水は、共に中国の思想をベースにした考え方のことです。どちらも方位を重視しますが、風水の方は「住人の生年月日」を元に吉方位と凶方位を導き出し、家の間取りを考えます。

家相の場合は、吉方位と凶方位が固定されているため、個人により方角が変わることはありません。そのため、吉相の家を作りやすく、風水より間取りを決めやすい面があります。

このように、家相と風水は厳密には違いがあります。ただ、その辺りを加味すると説明が少々複雑になってしまうため、この記事ではほぼ同様のものとして扱います。

1-2.完璧な間取りにすることはできない

家相や風水を取り入れることでベターな家づくりをすることは可能ですが、完璧な間取りとなると難しい面があります。
家相では吉凶方位が固定されていますが、風水までしっかり取り入れようとすると、家族全員にとっての完璧な間取りづくりは不可能でしょう。

なぜなら、個人の生年月日によって吉凶の方角が違うからです。さらに言えば、家相は流派によっても吉凶が変わってきます。そのため、そもそも万人にとって「完璧な間取り」という考え方はできません。

また、吉相の間取りだからといって必ずしも利便性が高いというわけではなく、逆に過ごしづらい家になってしまうかもしれません。

理想を追い求めすぎるのではなく、家相・風水の最低限重要なポイントをおさえつつ、妥協点を見つけて無理のない家づくりを心がけましょう。

2.間取りの見方

では、次に間取りの見方について解説します。

2-1.「欠け」と「張り」

家相においては、まず部屋の形が大事な要素となります。
その際、基本的にシンプルな長方形をベースにして見ます。
部屋が完全な長方形であれば「欠け」も「張り」も存在しないのですが、出っ張っている箇所があるケースもあるでしょう。

端から出っ張っている箇所が対応する辺の1/3以内であれば「張り」、1/3以上であれば「欠け」という形になります。また、真ん中部分が出っ張っている場合、対応する辺の1/5以内であれば「張り」、そうでなければ「欠け」です。

一般的に、「張り」であれば吉相、「欠け」であれば凶相という考え方になります。

2-2.家の中心の出し方

家相や風水では、方位をベースに間取りを考えるのが基本です。しかし、方位といってもどこを基準にするかで位置関係が変わってくるため、まずは家の中心を把握することが重要になります。

家相鑑定において、一部の流派によっては「主人の寝ている場所」を中心とする考え方もあります。しかし、主人が寝室を変えれば中心位置も変わるため、適切な間取りを導くのが難しくなってしまうでしょう。また、「大黒柱」を中心とする考え方もありますが、現代では大黒柱がない家もたくさんあります。

家の中心を考える場合、建物の形が大事です。建物がシンプルな長方形であれば、対角線の交点がそのまま中心になります。

それに対して、いくつかの凹凸がある家の場合は、少々面倒なやり方をしなければなりません。まずは家の図面を縮小コピーし、厚紙に貼り付けます。そして図面部分を切り取り、コンパスなど先の尖ったものに乗せてみましょう。うまくバランスのとれた位置が中心点となります。2階建て以上の住宅も、同様の方法で中心点を探ってフロアごとの家相を見ます。

3.家相・風水から見る住宅でおさえておきたいポイント

続いて、家相や風水的見地からおさえておきたいポイントについて解説します。住宅の間取りを決める際は、下記のような点に注意しましょう。

3-1.鬼門に「玄関」「トイレ」の設置を避ける

家相や風水では、北東の方角のことを「鬼門」と呼びます。昔から「鬼が出入りする場所」として忌み嫌われてきました。

家の中心から見たときに、鬼門に玄関やトイレを設置することは避けるべきといわれています。
これは家相・風水的な意味合いですが、実は「生活の知恵」に即した面もあります。

昔は今と違い、水洗トイレや換気扇つきのお風呂がありませんでした。そのため、鬼門の方角にトイレや浴室・キッチンなどを配置すると冷えや湿気などの観点から好ましくなかったのです。

現代は水回りなどの設備も大幅に改善されたため、鬼門だからといって必ずしも悪いという考え方にはならないかもしれません。しかし、なんとなく縁起が良くないイメージもあるのではないでしょうか。

また、鬼門の反対方角である南西のことを「裏鬼門」と呼びます。裏鬼門も鬼門と同様、注意すべき方角といわれているため、その辺りが気になる場合は玄関や水回りの配置に気をつかいましょう。

3-2.間取りに「欠け」や「張り」があるかどうか

間取りに「欠け」や「張り」があるかどうかも重要なポイントです。前述の通り、「張り」は吉相、「欠け」は凶相であるというのが一般的な考え方です。

そのため、鬼門の方角に「欠け」があるともっとも大凶であるといわれています。家相・風水面から家を考える場合、鬼門には「欠け」がないような家づくりをしましょう。

3-3.採光に恵まれた明るい空間かどうか

採光に恵まれているかどうかも重要なポイントです。人は日が昇ったら起きて活動し、日が沈んだらリラックスして眠るのが自然な営みです。

採光に恵まれた家で過ごすことができれば、健康的なサイクルを取り入れることができます。しかし、家の中に満足に光が入ってこない場合、心身のバランスを崩してしまう可能性もあります。

とくに太陽の光は健康運を高めるといわれており、朝日が差し込む位置に玄関や窓が設置されていることが理想的です。

4.鬼門の対策方法

玄関や水回りなど、鬼門の方角に設置しない方が良いものは多々ありますが、間取り上どうしようもないケースもあるでしょう。その場合はどのように対策すればよいのでしょうか。

4-1.定期的な換気と掃除で綺麗な空間を保つ

鬼門対策において、綺麗な空間を保つことが絶対条件です。定期的な掃除や換気を怠らず、邪気を祓うような気持ちで空間のメンテナンスを行いましょう。

ただ、鬼門にある窓やドアを開けっ放しにしないよう気をつける必要があります。空気の入れ替えは大切ですが、悪い気が入ってくるのを防ぐという意味で長時間の換気は控えましょう。併せて、鬼門のライン上にはゴミ箱を置かないことが吉とされています。

4-2.植物を置く

ヒイラギやアロエなどの植物は、トゲに魔除け効果があるとして、鬼門にとって有効であるといわれています。庭木として植えたり、観葉植物として室内に置くことでも鬼門対策として効果が見込めます。

その際に重要なのは、手入れを怠らないということです。弱っている植物を飾ったままにしておくと、せっかくの鬼門対策も逆効果となってしまいます。植物に加え、鉢植えの周辺などもしっかりと綺麗にしておきましょう。

4-3.盛り塩をする

盛り塩も鬼門対策としてポピュラーな方法のひとつです。古来より、塩には穢れを清める作用があるとして幅広く活用されているため、鬼門の邪気を弱める効果が期待できます。

ポイントとして、盛り塩は毎日取り替えること、そして形をしっかりと整えることが挙げられます。自分で形作るのが難しい場合、市販のキットを使うという手もあるでしょう。

5.家相・風水をうまく取り入れて運気アップ

家相や風水、およびそれにまつわる家づくりのポイントについて解説してきました。家相や風水は、どちらも中国の思想をベースにした方位を重視する考え方です。

どちらかというと占いに似たものであり、それ故に敬遠される場合もあるかもしれません。万が一、鬼門の方角に玄関や水回りの設置をすることが避けられず、どうしても気になるという方は、ご紹介した鬼門対策を取り入れてみてください。

家選びには、土地の場所や用途、利便性、価格など多くのポイントが関係してきます。家相や風水もその内のひとつとして、柔軟に捉えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

  • 家相や風水では方位を重視する
  • 家相では吉凶の方位は固定
  • 風水は住人の生年月日によって吉凶の方位が異なる
  • 鬼門や裏鬼門に設置を避けた方がよい設備がある
  • どうしようもない場合、鬼門対策を行う