派遣社員でも住宅ローンは組める!非正規社員が審査を通す秘訣とは

そろそろ自分の住宅を購入したいと思ったときに、一括現金で購入できれば問題はないのですが、多くの方が銀行など金融機関の住宅ローンを利用して購入しますよね。

その肝心な審査が通るかどうかが不安だという方はたくさんいます。
特に、派遣社員として生計を立てている場合は深刻な問題です。
インターネット上でも「派遣社員は住宅ローンを組みにくい」といわれています。
そこでこの記事では、派遣社員が住宅ローンを通すための秘訣をご紹介します。

1.派遣社員でも住宅ローンを組めるが不利!その理由とは

まずは、なぜ派遣社員は一般の会社員と比べてローン審査が厳しいのか、その理由を見ていきましょう。

1-1.長期的に安定した収入が見込めない

一般社員と派遣社員の1番大きな違いは、安定的に収入が得られることへの信頼感です。
派遣社員は数ヶ月~年単位での契約が一般的で、契約期間満了の1ヶ月前に雇われている企業から契約終了を告げられることもあります。

そういった場合は、すぐに次の職場を探さなければ無職になってしまいます。住宅ローンは長期間の返済になりますので、いきなり無収入になる可能性がある派遣社員はローン審査が厳しくならざるを得ません。

1-2.ローン融資対象外の銀行がある

派遣社員の住宅ローン審査について、「派遣社員は融資対象外」としている銀行が複数行存在しています。
特にメガバンクである都市銀行は、派遣社員が住宅ローンの融資対象外となっているケースが多く、選択肢が狭まってしまうのです。

銀行がローン希望者に求めるのは安定して継続的な収入を得ている人です。
そのため、派遣社員という理由で、最初から銀行の求める枠組みから外れていると判断される場合があることを覚えておきましょう。

2.派遣社員が住宅ローン審査で見られるポイント

派遣社員が住宅ローンの申請をする前に、銀行側がローン審査でどんな点を見ているのか確認しましょう。

2-1.年収

最も大きなポイントのひとつが「年収」です。
年収は、最低でも300万円以上ないとローンの申し込みは厳しいとされています。
借入金額に対してどの程度の年収があるのかが重要です。
あまりにも年収に占める返済の割合が高ければ「返済能力が低い」と見なされます。

2-2.勤務先

「勤務先」も審査での注目ポイントです。
住宅ローンを返済していくためには、継続して安定した収入を維持できなければいけません。

2-3.勤続年数

派遣社員が1番ネックになるポイントで、かつ銀行も着目する項目が「勤続年数」です。
近年、派遣社員という働き方が認知されたこともあり、昔ほど勤続年数に大きな制限はありません。それでも銀行によっては勤務年数が1年以上や2年以上など、勤続年数が短いとローンの事前審査すら受けることができないというケースもあります。

2-4.過去の支払いに関する情報

過去に支払いの滞納などがないか、他への借入額はどの程度かといったことも見られます。信用調査機関を情報先として、カードローンの事故情報や現在のローン残高まで調べられます。

支払いの延滞や代位弁済、自己破産の経験者は、ある程度の期間を経過していないとローン審査を受けることができません。
また、現状他の借入額が多くてもローン審査にはマイナスとなります。

2-5.年間返済負担率

年収に対するローン返済の割合を「年間返済負担率」といいます。
年収が500万円であれば、年間175万円までの返済が可能と見なされ、後は返済金利と返済期間によって借入金額が妥当かどうかを判断します。

3.派遣社員が住宅ローン審査を通す秘訣

なぜ派遣社員が住宅ローン審査に通りにくいのか、ローン審査時に銀行はどのような点を重視しているかについて述べてきました。
ここからは、派遣社員が住宅ローンを通すための秘訣をご紹介します。

3-1.カードローンやリボ払いの残高を清算する

ローン審査を行う際に、銀行はカードローンや他への借り入れ状況を調査します。
派遣社員は、一般社員よりローンの面で不利なケースが多いので、なるべく不利な局面を無くすことが大事です。

そのためにも、カードローンは完済し、リボ払い中の方は返済して、借り入れが残っていない状態にしておきましょう。
ローン残高があった場合、住宅ローン申請において何もメリットがありません。

また、クレジットカードを複数枚所有することも、住宅ローンの審査で不利になるポイントです。「キャッシング枠」が増えることで、「返済比率」に影響を及ぼすからです。
デメリットとなる要因は解消しておきましょう。

3-2.頭金の貯金をしておく

借入金額を抑えるために、自己資金である頭金を充分に準備しておくことも、ローン審査を通りやすくするための秘訣です。

頭金を充分に準備して物件価格に対する借入額を減らすことで、年間返済の割合が軽減できるため、ローン審査通過の可能性も高くなります。
そのためにもきちんと資金計画を立てて、頭金をしっかり貯めておきましょう。

4.派遣社員が「正社員」と嘘をついてもばれる?そのリスクは?

住宅ローンの審査を受ける際に、本当は派遣社員なのに正社員と嘘をついて申込みしても銀行にばれないのでしょうか。
結論からお伝えすると、ばれる場合もあるし、ばれない場合もあります。
しかし、嘘をついて契約した場合のリスクが大きなものになる可能性があることを認識しておきましょう。

もしその時点でばれなかったとしても、後で嘘をついていたとわかった場合、一括返済を求められるケースもあります。

契約して物件を所有したとしても、「いつかばれるのではないか」という不安とも付き合っていかないといけません。嘘がばれたときのリスクを考えると、正社員を偽ることは全くお勧めできません。

5.派遣社員におすすめの住宅ローンは「フラット35」

派遣社員は、継続的に安定して収入を得られる可能性が低いため、銀行のローン審査において不利だということは先ほどより述べています。
つまり、派遣社員という雇用形態が住宅ローンの妨げになっているのです。

そこで、派遣社員の方におすすめの住宅ローン商品が「フラット35」です。
「フラット35」がおすすめである理由は、ローン審査の条件に雇用形態や勤務年数に関する条件がないことです。
借入時の固定金利のまま最後まで金利変動もなく、非常に魅力的な商品といえます。

5-1.借入限度額は?

「フラット35」を利用したとすると、借入限度額はどの程度になるのでしょうか。
「フラット35」は年間返済負担率に条件があり、年収が400万円未満の場合は年間返済負担率が30%以下、400万円以上は35%以下と決められています。

これを加味して、年収別の最大融資額を見てみましょう。

年収

200万円の場合・・・・・1,656万円

300万円の場合・・・・・2,485万円

400万円の場合・・・・・3,865万円

このように算出されます。

派遣社員だからといって住宅購入を諦める必要はない

「家を買いたい!」と思ったとき、ネットの情報や不動産会社で新築や中古マンション、戸建て住宅などを探すでしょう。
派遣社員だからといってマイホーム購入をあきらめる必要はありません。
実際、派遣社員が増えてきた近年、時代に伴ってより住宅購入しやすいように銀行も変化しているからです。

ただ、派遣社員が一般会社員に比べると、住宅ローン審査はまだまだ不利な面があることは否定できません。
現時点での借り入れの返済や頭金の貯蓄など、ローン審査を通すための努力をして、夢のマイホームを手に入れましょう!

まとめ

  • 派遣社員でも住宅ローンは組めるが壁は厚い
  • 一部の銀行では「派遣社員は住宅ローン融資対象外」のところもある
  • カードローンの残高を無くし、頭金を充分貯金しておくことが住宅ローンを通す秘訣
  • 派遣社員におすすめの住宅ローンは「フラット35」