【住宅ローン相談】おすすめの相談先&行く前に準備すべきこととは

住宅の購入は、将来への不安や莫大なお金を必要とするため、購入を迷われる方も少なくありません。そんなときに活用したいのが、金融機関やFP(ファイナンシャルプランナー)が行う「住宅ローン相談」です。

住宅ローンの貸出は、各金融機関が力を入れている分野のため、無料で行っているところも多くあります。
この記事では、住宅ローン相談におけるおすすめの相談先や事前準備について解説します。

1.住宅ローン相談はいつするべき?

住宅ローンについて相談すべき時期は、「物件探しをする前」です。
家を買う際には住宅ローンを組むのが一般的ですが、住宅ローンは個人の信用や支払い能力に応じて借りられる金額が異なります。
そのため、相談によって自分がいくら借りられるのか、という点をある程度つかみ、予算を決めてから物件探しを行うのがおすすめです。

また、実際の住宅ローン契約は、物件が決まって購入申し込みをしてから事前審査に入ります。事前審査から融資が実行されるまでは、約1ヵ月~2ヶ月かかります(新築注文住宅の場合は完成後実行)ので、契約前には住宅ローンの契約先を決めておくとよいでしょう。

2.住宅ローンについて相談するならどこに行けばいい?

物件の予算決めを行う上で、重要となるのが住宅ローンの相談です。
相談できる機関はさまざまあるので、自分の目的に合ったサービスを選択してください。

2-1.窓口よりおすすめ!無料の「金融機関」住宅ローン相談会

住宅ローンを申し込む場合は通常、銀行の窓口に出向く形になりますが、相談のみであれば金融機関が行っている無料の住宅ローン相談会に行くのがおすすめです。
こちらのメリットとしては、まず無料で行っているため、お金がかからないこと。
そして、その金融機関が取り扱っているローンの金利タイプや金利プラン、返済プランなどの詳細ついての具体的な説明が受けられる点です。

また、通常の窓口であれば、平日9時~15時までと時間が限られている場合が大半です。
しかし、住宅ローン相談会であれば、18時まで行っている機関もあり、土日も開設している店舗があるため、忙しい方にも適しています。
なかには予約が必要なところもあるため、事前に電話やインターネットで受付を済ませておくのがおすすめです。

2-2.中立な見解がほしいなら「ファイナンシャルプランナー」FP事務所

金融機関で相談する場合、取り扱っている住宅ローンの種類が限られているため、その銀行の商品しかおすすめしないことがあります。そうではなく、全体における中立的な見解が欲しい場合は、FPと呼ばれるファイナンシャルプランナーに直接相談するのがおすすめです。
ファイナンシャルプランナーはいわば、お金のプロと呼べる存在ですので、ローンのみならず、住宅を購入する際の総合的なアドバイスを受けることができます。
相談する際には、FP資格だけでなく「住宅ローンアドバイザー」などの資格を持っている専門的なプランナーを探すと、より的確なアドバイスをもらえるかもしれません。
金融機関と違い有料のサービスではありますが、より広い視野で適切な住宅ローンを選ぶのに適した相談先です。

2-3.申込手続きについて知りたいなら「不動産会社」住宅ローン相談会

ローンの申込み手続きについて知りたい場合は、不動産会社が主催する相談会に参加するのもひとつの方法です。住宅ローンは、自分で金融機関の窓口に出向いて申し込むこともできますが、物件を購入する際に仲介してくれる不動産会社を通すことも可能です。

不動産会社を通す利点としては、どのように申請すれば審査に通りやすいかなどのアドバイスや、必要な書類や手続きの説明を積極的に聞ける点が挙げられます。
ただし、不動産会社の担当者はお金に関してのプロではないため、購入したい住宅が決まっていない場合は相談先に適しません。

2-4.ベストなプランを知りたいなら「不動産コンサルタント」

自分にとってベストなプランを知りたい場合は、不動産コンサルタントに相談してもよいでしょう。不動産コンサルタントの中には、住宅ローンを専門とするコンサルタントがいます。さまざまな住宅ローンに精通し、金利や諸費用などを比較検討した上で、1番適した住宅ローンを提案してくれる存在です。
こちらを利用する場合は、ファイナンシャルプランナーへの相談と同様で、有料になりますが、適切かつ客観的なアドバイスを受けたい人に向いています。

3.住宅ローンを相談する前に知っておくべきこと

それでは、次に住宅ローンを相談する前に知っておくべきことを解説します。
相談前に必ずチェックしておきましょう。

3-1.最低限の知識

相談に行く前に、住宅ローンに関する最低限の知識を身につけておくことがおすすめです。
一例としては、「利息」や「返済」に対する概念はもちろん、自分たちの年収や貯金額、健康についてもメモしておきましょう。

最低限の知識を持たずに相談に出向いても、理解することができず「聞きたいことが聞けなかった」と帰ってくる羽目になるかもしれません。今はインターネットを活用すれば最低限の知識は勉強できますので、事前に調べておきましょう。

基本的に最低限の知識や情報があれば、住宅ローンの相談が無駄になることはありません。

3-2.住宅ローンの金利を抑えたい場合

住宅ローンというのは一種の商品です。

とくに不動産関係の商品というのは、価格が時期や条件によって異なるため、適切な機会を逃さずに購入すればお得な買い物をすることができます。

住宅ローンも同様であり、然るべき工夫を行えば借り入れ金利を抑えられる可能性があります。一例としては、次のような項目が挙げられます。

●複数の住宅ローンを比較する
都市銀行や地方銀行に加え、住信SBIネット銀行などのネット銀行も視野にいれて、比較検討を行いましょう。ポイント還元なども用意されている銀行もあるので、各銀行の金利やサービス、団体信用生命保険について調べて比較するのがおすすめです。

●不動産業者に相談する
不動産業者は、お客さまに物件を購入してもらうためにも、住宅ローンを低金利で組めるよう積極的に動いてくれる存在です。比較した銀行の金利を踏まえ、「金利〇%以内で抑えたい」と明確に希望額を伝えることで、担当者が動いてくれる可能性が高まります。

●金利の引き下げの交渉を行う
基本的に金利の引き下げ交渉は、借主ではなく業者が行います。
事前審査前後や本審査で交渉することもありますが、タイミングは慣れている業者に任せておくのがおすすめです。

●優遇金利を上手く活用する
金融機関が指定している条件をクリアしたときに、適用される金利を「優遇金利」といいます。条件は金融機関によって異なるため確認しておくようにしましょう。

4.準備が大切!銀行の住宅ローン相談窓口で必要なもの

それでは、次に銀行の住宅ローン相談に出向く際に必要なものについて解説します。
事前準備をしっかりしておくと、相談をスムーズに進めることができます。

4-1.購入物件が決まっていないケース

まだ購入する物件が決まってない場合は、下記のような書類を用意しておきましょう。

  • 健康保険証
  • 会社員の場合:源泉徴収票もしくは住民税決定通知書
  • 自営業者の場合:確定申告書と事業決算書(過去3年分)
  • 住宅ローン以外のローンがある場合:残債証明書類

住宅ローンの借り入れ審査では、当人の信用能力が重視されます。それは収入や職業、現在の借り入れ状態によるところが大きいため、上記の書類を持参すれば話をスムーズに進めることができます。
融資額の目安を知るためにも、必要書類を事前に準備してから相談するのがおすすめです。

4-2.購入物件が決まっているケース

一方、購入する物件が既に決まっている場合、前述したものに加えて下記の書類も用意しておきましょう。

  • 購入物件の概要が記載されたパンフレット
  • 物件の図面
  • 重要事項説明書(ドラフト版でも可)
  • 売買契約書(ドラフト版でも可)

既に購入する物件が決まっている場合は、物件価格や場所などの詳細情報も審査内容に含まれます。そのため、物件の詳細を示すような書類を持参すれば、より具体的な借り入れの話ができることになります。
住宅ローン相談で話を進めるためにも、前述の書類を用意してから向かいましょう。

5.ファイナンシャルプランナー(FP)に相談する際に必要なもの

金融機関ではなく、ファイナンシャルプランナーに相談する場合は、下記のような書類を持参するのがおすすめです。

  • 毎月の収支が分かるもの(家計簿など)
  • 預金通帳(複数ある場合は、メインの口座と生活用の口座)
  • 支出の明細書(光熱費、携帯電話代など)
  • ねんきん定期便
  • ファイナンシャル・プランニングに関わる書類(生命保険証券など)

ファイナンシャルプランナーに相談するメリットとしては、住宅購入に限らず総合的なライフプランに関するアドバイスを受けられる点です。
そのため、全体的なキャッシュフローが分かれば、より的確に返済可能額や自分に合った返済プランを立てることができます。
適切なアドバイスを受けるためには、上記のような書類が必要になります。

6.銀行への住宅ローン「借り換え」相談はNG!

住宅ローンの借り換えを検討している場合は、金融機関への相談はやめておいた方がよいかもしれません。それには、次のような理由が挙げられます。

6-1.あなたにベストな提案をしてくれない

金融機関に借り換えの相談をする場合、担当者があなたにとってベストな提案をしてくれない可能性があります。現在借入している銀行に相談すると、借り換えを阻止されることが懸念されます。

また、借り換えを検討している金融機関に相談すると、顧客獲得目的で話を進める傾向にあるため、その銀行で扱う住宅ローンを勧めてくることになります。
商売の一環としてやっている以上、仕方のない面もありますが、住宅ローンは返済期間と借入金額が非常に大きいのが特徴です。
それだけに、可能な限り多角的に考えることが必要なため、FPなどのお金のプロに1度相談することがおすすめです。

住宅ローン相談に行くなら準備万端の状態で

気軽に住宅ローンの相談に出向くのもよいですが、話を前に進めるためにはこちらにも相応の準備が必要です。そのためには、住宅購入やローンに関する基礎知識を学んだり、必要な書類を事前に準備しておきましょう。

こちらの準備が整っていればいるほど、相談時に具体的な話ができます。
住宅ローンの相談先は、自分の目的に応じた場所へ足を運びましょう。

住宅の購入前であれば、予算を決めるためにも1度専門スタッフに相談するのがおすすめです。幅広い視野を持ち、自分にとって最適な商品を選びましょう。

まとめ

  • 住宅ローンの相談時期は「物件を探す前」がベスト
  • 銀行に相談に行けば、住宅ローンについての詳細が聞ける
  • FPに相談すれば、住宅購入を含めた総合的なアドバイスを受けられる
  • 申込手続きが知りたい場合は、不動産業者に相談するのがおすすめ
  • 事前にしっかりと準備してから相談に出向むくことが大切